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現実RAW

深淵の脈動
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  • 05/08/15:39

睡眠薬と抗うつ薬

ここ1年くらいは内海聡医師やアシュトンマニュアルといった反精神医学系による情報を目の当たりにして精神科で処方される向精神薬に恐れおののいて減薬に乗り組んできた。ネット上でも幾人かのベンゾジアゼピン系の睡眠薬や抗不安薬の減薬・断薬に成功した人のブログを参考にしてみたりもした。
 しかし、約一年間経った今、断薬は完全に失敗に終わっている。
 なんというか、精神科医によると抗うつ薬には入眠を促す作用があるとのことだが、自分の場合はむしろ睡眠薬を飲んでも寝付けないというふうに不眠症が悪化した。しかし、そのことを伝えると睡眠薬を増量してでも抗うつ薬は飲み続けるべきだとの答えが返ってきた。その指示通りに従ったこともあって増量してしまった。
 最近では反精神医学系の考え方よりも記述精神医学(力動精神医学は器の小さい自分では受け入れがたかった)よりに自身の精神障害を捉えるようになってきている。

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 時々、NHKなんかのテレビ番組でうつ病や精神障害の治療最前線の放送を見るけれども、あれは現状とだいぶズレているように思えてならない。まだまだ精神障害はうつ病も不安障害も統合失調症も双極性障害も物理的に検査方法が存在・普及しているとはとても言えないじゃないか。いくつか大学病院や精神科病院にも行ってみてfMRIだの光トポグラフィー検査を受診の際に願い出てみたけれど、こういう検査はごくごく一部の大学病院なんかで実験的試験的に行われているのが実情だといった返答が返ってくるだけで、CTやMRIさえ行われていなかった。血液検査だって甲状腺ホルモンの状態が分かるとかその程度が精一杯らしい。だから、テレビ観て検査で精神障害が視覚化・可視化できるとか期待するのは時期尚早なんだ。
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通院日記(耳鼻科編)

不眠症と鼻詰り(鼻閉)の記事を書いていた時には慢性的な鼻閉が悪化してきていよいよ窒息死しそうなところまできた感じだった。というわけで、耳鼻科で診察と検査してきて、5000円の出費。

 普通の人は耳鼻科に行っても鼻の穴から内視鏡を入れられて鼻腔と喉まで検査されることはないのだろうけど、昔から鼻も耳も喉も弱かったもので左右両方ともぐぼっと挿入されて苦悶の表情をするはめに。胃カメラよりはずっと楽だけども、内視鏡カメラを使用するものだからこの医療行為で出費が痛い。
 
 鼻粘膜焼灼術などの外科的な処置について質問をしてみたけども、当院でも他院でも行っているところはあまりないらしい。なんでも昔は結構積極的にやってたみたいなんだけど、止めちゃったらしい。
 
 ネブライザーをして、オノンという抗アレルギー薬だけども抗ヒスタミン薬ではない薬を処方されて帰宅。
2年くらい前にもオノンを飲んでいて、その頃はさっぱり鼻づまりに効いた気がしなかったのだけども、何故か今回は効いた。プラセボ効果かと思って、飲むの止めたら途端にもとの窒息レベルの鼻づまりに戻ってしまったので、オノンは確実に効いているらしい。

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 耳鼻科でのオノン処方と時をそこそこ同じくして、精神科ではSSRIに属する抗うつ薬のジェイゾロフトを処方される。「セロトニン再取り込み阻害薬」通称SSRI。メンヘラなら誰もが知っているこの名前と作用だけども、製薬会社によって若干違うから個人差として現れてくる。パキシルもデプロメールもルボックスもフルボキサミンもさっぱりでもジェイゾロフトなら多少は効果があるということが多いらし。という情報は後で知ったけど、実際にSSRIの中では最強にして副作用も少ないという実感を得た。ただ、不眠症に関しては悪化した。夕食後や就寝前に飲むと眠剤の効果はゼロにまで落ちる有り様だったので、医師の指導のもと朝食後に切り替えるも眠剤の効きは弱まってしまった。これで、もっと強力で量も多い眠剤にシフトしたらクスリ漬けで治療の意味が無い感じになってしまうというのが問題。
 それでも、睡眠時間は減ったもののジェイゾロフトを服用する前よりも日中の調子は良い方なのでもう少し長いスパンで経過をみるとしよう。

ちょっとしたメモ:インプラント矯正とインプラントは違う

歯科ではインプラントとは別にインプラント矯正なる保険適用外の矯正が存在するらしい。
確かどこかの飲食店の待ち時間に『クロワッサン2013 9月号だったっけ』に載っていた。
神戸の歯医者さんが女性の小説家とインプラント矯正について語っていたような。

 これは歯を抜かないし、インプラントみたいに差し込むわけでもなく出っ歯などの歯並びの悪さを治療するものらしい。雑誌では終始穏やかな雰囲気で体への負担も殆どないように説明されていた。

 うつ病や不眠症のメンヘラさんは結構たくさん歯医者に通院していて、顎関節症の治療をしているし首から上のあっちこっちの調子の悪い方が多い。頭蓋骨のパーツの歪みに耳に目に鼻に、そして歯もという感じ。
 自分の場合も以前、歯科で顎関節症だと診断されてマウスピースを作ったことがあったけど、あれは寝る時に嵌める代物で、洗ったりするのが結構面倒くさかった。値段そのものは7千円くらいだったような・・・。
 結局、あの時は精神症状は改善に至らなくて通院を止めることになった。途中で放棄した一番の原因は歯医者で口を開けて治療中にパニック発作が起こってしまったこと。冷や汗がポタポタと噴出して苦しみだすという恒例の精神病症状。いつも絶えず頭のなかが窒息しそうなものだから、ちょっとしたストレッサーでこの発作が出てしまう。別に意識がなくなるようなものではないのだけど、汗という他人に見える病状は苦しいに加えて恥ずかしい。
 そんなことを言っていると、本当になんにも出来ないひきこもりとして過ごすしかない。姿勢の固定・一定の力を入れた作業の継続・維持・集中を試みると途端に冷や汗が噴き出て這いつくばる苦しみに襲われる現状としてはインプラント矯正というものもここにメモる程度に終わる。
 加えて、ちょっと検索してみたところ、インプラント矯正を行っている歯科は都会の一部の歯科しか見当たらず、検査・治療費も車が買えそうなくらい高額だったことからセレブレティな雰囲気がプンプンして直ぐサイトを閉じてしまった。
 
 うーん、これは優先順位低め。整体で頭蓋骨がズレてるの強烈なマッサージでぐいぐいやってもらうとかを先にしようか。いやはや病弱は生きていくのに苦労するね。周囲からは怠けているようにしか見えないというのに。

不眠症と鼻詰り(鼻閉)

【鼻閉・鼻詰り解消のためのメモリ】

 ずっと昔、まだ幼い頃から鼻炎や耳の炎症には悩まされてきて、とっくに成人した今でも鼻詰り(鼻閉)にはしつこく悩まされている。
 小学生の頃は低学年の頃から花粉症で鼻水・鼻詰りという感じだったのが、中学に入った頃から春だけじゃなくて秋の花粉でも鼻炎の症状が出始め、高校あたりから一年中鼻が詰まってるようになった。もちろん、耳鼻科には毎週のように通院して抗ヒスタミン剤(抗アレルギー剤)処方してもらって飲んでいたのだけど、薬というのは鼻水にはきっちり効果を発揮するものの、鼻詰りにはほとんどさっぱり効果が無い。そんなわけで、二十歳頃には抗ヒスタミン剤を飲む頻度が減っていった。抗ヒスタミン剤には抗コリン作用という副作用もあるわけで、理論上は中枢神経系にある覚醒や学習能力に関するヒスタミン1受容体をブロックしてしまうし、副交感神経も働きが弱められて自律神経のバランスを崩しやすくしてしまうということであった。だから眠気が出て集中力が落ちたり自立神経失調症になったりしやすくなるようで、実際に後から言われると症状は頷ける部分はあった。
 最近では抗ヒスタミン剤の副作用は改善されてきていて、血液脳関門も通過しにくく副交感神経にも作用しにくくなってきているらしい。それに副作用を応用してドリエルなんかは眠気を出すようにしているし、最強の睡眠薬のベゲタミンにも抗ヒスタミン剤の成分が入っている。

 というわけで、鼻詰りを治したり対症療法としての薬も存在しないと言っていい。鼻詰りは立っているとまぁまぁ苦にならないのだけど、座ると詰まりはじめ、横になると完全に鼻閉状態に陥る。よって、憎っくき不眠症の原因の一つとして成立するし、日中のパフォーマンスの著しい低下を引き起こす。

 以下、鼻詰り解消のためにしたこと、聞いたこと、まだしていないこと。
◉市販の点鼻薬:これは飲み薬ではなくて点鼻薬。市販の点鼻薬には血管を収縮させるナファゾリンという成分が入っており、これにより鼻詰りは一時的に改善される。ナファゾリンが入っている点鼻薬なら価格差に関係なく効果を発揮した。しかし、これには代償が存在した。なんっと、ベンゾジアゼピン系薬剤のように耐性ができて効かなくなってしまうのだ。ナファゾリンの血管収縮作用は反動で粘膜を分厚くし、肥厚性鼻炎というひどい鼻詰りを引き起こす可能性がでてくる。毎晩使っていて、その劇的な作用を実感するとともに副作用も身に染みたので今は使っていない。

◉耳鼻科で処方される点鼻薬:1ヶ月くらい使ってみて効果が出る人と出ない人に別れる代物らしい。自分は効果を感じなかった。副作用はほぼゼロ。

◉アルガードなどで鼻の穴を洗浄するという方法:自分で食塩水を作って鼻うがいするよりも、面倒くさくなくできる。アルガードは形状は点鼻薬のようで使いやすく、シューッとスプレーすると、口からその液体が出てくるので鼻の穴が開通したことが分かる。鼻の穴を衛生的に保つには有効かもしれないけども、肥厚性鼻炎は治らなかった。ナファゾリンは入っておらず、副作用の心肺はない。


◉ツボ(経絡):鼻の横にある。快眠のツボもそうだけど、ツボというのは実感が湧かない。灸や鍼の方が効くかもしれない(鍼灸は未体験)。

◉耳鼻科でやるネブライザーとか:その時は効いている気がするけど、通院を止めるととたんに元通りの鼻詰りに陥った。

◉アクアチムクリーム:これは皮膚科で処方された本来はニキビ用のクリーム。けれども、鼻詰りを相談したらこれを処方されたわけで、炎症による鼻詰りの時にはそれなりに効く。ステロイドではないので特に副作用の心肺もする必要がなく、そこそこ重宝している。

◉温める
◉鼻の周辺をマッサージする
◉マスクをする:使い捨てマスクをして寝るとちょっと鼻づまりが楽になる。

------------未体験↓--------------
◉鼻粘膜焼灼術(びねんまくしょうしゃくじゅつ)(下甲介粘膜焼灼術とも):耳鼻科で鼻詰りを起こしている粘膜を焼いてもらうというもの。メスは使わずレーザーや電流(ラジオ波凝固治療)を流して行うので手術ではないらしい(手術と書いてある耳鼻科もあるので定義は曖昧。外科的なものに変わりはない)。これは検討中。ただ、半年も経過しないうちにもとの鼻詰りに戻ってしまうということが耳鼻科のホームページにも鼻粘膜焼灼術受けた方のブログにも書いてあり、それを読んで躊躇している最中。鼻血がこれでもかと出たとの記述が掲示板やブログにあって日帰りの帰り道はヨタヨタ感半端ない。
それに近所の耳鼻科では行っていないらしい。

◉手術:サージセンターという鼻詰りの手術専門の耳鼻科では副交感神経切断術(後鼻神経切断術)という手法で行っているらしい。浜松と東京にあって、基本日帰りで浜松では入院設備はあるらしい。一回の手術では完治できず、次第に症状が再発していくらしい。文章のニュアンス的に鼻粘膜焼灼術よりは長持ちしそうだけど、万能ではない様子。
 骨が鼻閉の原因の場合は骨や軟骨を切除する手術が存在するらしい。これが一番大掛かりだけど、骨は再生されない分確実性がありそう。鼻の奥の鼻中隔は左右対称じゃない人が殆どで、極端な人が左右どちらかが鼻づまりになるらしい。鼻中隔矯正術っていうのもあるみたいなんだけど、これは、鼻の真ん中の曲がってるとこ切除して鼻の穴を真っ直ぐにすることで鼻閉を治すというものらしく、それだと右と左の鼻の穴が手間で繋がるというイメージになる。はぁ、イメージするだけで怖い。

◉加湿空気清浄機を設置する:音がうるさいのと場所とるから部屋が狭くなるのが問題かな。
加湿機能付きでも2万円以下である。
◉鼻の穴の入り口に塗るクリーム:花粉やホコリ、ダニが原因で鼻づまりになるタイプには効果がありそう。価格は年々安くなってきているようす。


◉家庭用鼻炎治療器 スッキリクン:ん、なんだこれは。  放電で鼻をマッサージするのか。手でマッサージするより効くのかな?

非ベンゾジアゼピン系とベンゾジアゼピン系を比較して

【この記事に医学的根拠はありません。一人の不眠症患者の睡眠薬を服用した実体験に基づく感想に過ぎません。】

 ひと通り、ベンゾジアゼピン系(ベンゾと略す)睡眠薬を飲んでしまったので、不眠症は治らないまま耐性も依存性もすっかり形成されてしまっており、途方に暮れている中で反精神医学を掲げ孤軍奮闘する内海聡の著書を2冊ほど読み、ベンゾジアゼピン系薬剤の恐ろしさを身に染み、尚且つウィキペディアやら各地のサイトでも類似の情報を目撃し、もうすっかり戦々恐々したのが今年の初め。
 あれほどのマイナス要素オンパレードを目にしてしまったらベンゾの抗不安作用も吹っ飛んでしまうというもので、今年に入ってからは精神科医に等価の弱いベンゾと非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の処方をお願いし、作用・副作用の少ない薬に体を慣らそうと心がけてきた。
 ところが、結果的にここ数ヶ月の経験を通して、薬理作用だの科学的なデータだのとは裏腹な実感を強めている。抗うつ薬でも望むような抗鬱作用は見られなかったから、向精神薬というのは服用者の実体験と薬理学的な薬理作用というのにはギャップが存在しているものらしいし、やたら個人差という言葉で片付けられてしまうのでハッキリしない部分が散見される。人間性格がみんな違うように性格を作り出している脳に作用する薬も現れ方がみんな違うのだと言ってしまえば曖昧なことを肯定的に断言できてしまい、なんとも釈然としない世界に足を突っ込んでしまったようだ。
 
 そんなわけで、非ベンゾジアゼピン系の自分にとっての作用はベンゾより薬理作用が弱くて耐性も依存性も形成しにくく安全だと謳われる通りには実感されなかった。
 非ベンゾジアゼピン系のアモバンやマイスリーを服用してみた限り、作用はベンゾよりも強力なように感じ、超短時間作用型だと言われる割には翌日にもしっかりオメガワン(ω1受容体)へのアゴニスト作用で鎮静効果が引きずられて日中ずっと頭がカチーンと麻痺したような状態に陥ってしまった。数ヶ月も服用し続ければ慣れて日中に副作用が残るのはなくなるのではと期待してみたけども、改善することはなかった。自分はベンゾではこんなパラライズされてしまったような感覚には陥らなかったのでオメガワン受容体への結合作用は非ベンゾジアゼピン系の方が強いような気がしてならない。
 ネット上探しても非ベンゾジアゼピン系に対する感想として薬理作用と逆行した感想を抱いているメンヘルさんは見つからなかったから、これも自分特有の個人差で片付けられるのかもしれない。

 日中の精神活動・身体活動に異常をきたさないために睡眠薬を飲んで眠っているというのに、日中の頭のなかがカチーンと痺れて認知活動がポワンとし働かないのならば、なんのために眠っているのか分からない。これなら超短時間のハルシオンと、ハルシオンの禁断症状(離脱症状)を抑えるために中・長時間のベンゾを併用して飲んで眠った方が翌日のパフォーマンスは捗るかのようにさえ思える。
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