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現実RAW

深淵の脈動
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  • 05/18/15:31

もう一人のマイケル

 「TVから」
 昨日NHKのテレビ番組で既存の国家権力を徹底的に批判する勇者マイケル・ムーア監督が出演していた。んが、彼の口から飛びだした言葉はいささか勇者から乖離したというか、もはや老騎士が過去を振り返るようであった。それは、「疲れた。」「作品作りは暫く辞めて休む。」と言う主旨のものだった。
 ・・・おいおいっ、あんたはもう一人で戦う力を喪失しちまったのかいっ。
 実はずっと僕はあんたのことは嫌いだったし、むしろブッシュ大統領を英雄視して熱烈にイラク戦争を支持していたことがあったから、反マイケル・ムーア派だったわけなんだけど、ようやくここんとこあんたの言ってることの方が正しいって分かり始めた矢先だってのに。
 僕はフセイン政権のイラクじゃ全然民主的じゃないし、聖書のアブラハムの故郷であり、古代メソポタミア文明の中枢であり、イスラム文明を断固たるものにしたアッバース朝の栄華に触れるにも触れられない現状を打破してもらいたかった。だからブッシュを支持していたんだ。でも、フセイン政権が崩壊してもさっぱりイラクは平和で安全でも無いし、いにしえの栄華とは掛け離れた姿のままだった。そう、やっぱり武力を使って力で押さえつけても本質的なことは解決しないってことなんだ。
 そういう力では解決できない事柄について、事が起こる前から警鐘を鳴らしていたのがマイケル・ムーア監督だった。しかもその姿ときたら為政者に対し友好的に対話するんじゃなくて、正面から批判しまくるという果敢だけど危険極まりないものだった。
 そして、結局彼は為政者に国家権力に反乱した分だけ反発をくらうこととなった。で、結末はどうなったって?
 来日した彼から飛びだした言葉をどう捉えればいい?
 相変わらず、この世界の資本主義社会のシステムは1パーセントの富裕層が残りの95%の富よりも多くを独占しているっていう事実。でも彼は言いたいことやりたいことは全部やったから満足だって!!
 困るよ満足されちゃさ。
 いやまぁ、多少はゆっくり休んで英気を養って欲しいとは思うよ(えっ、日本で?)。そう、平安の都でも眺めてさ。
 『キャピタリズム~マネーは踊る~』って映画は癒されるっていうより、社会の裏のドロドロした真実が炙り出されてるんだよね。きっとこの映画を作ってる最中も大量のヒエラルキーの上流階級を敵に回しちゃったんだよね。そりゃ、疲れるよね。
 きっちり休んでカムバックしておくれ。もう一人のマイケルさんよ。

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E-P2の魅力はこれ!

オリンパスのデジタル一眼「PEN E-P2」で風景をミニチュア化したり、激動の昭和史を伝える記録映像風にして遊んでみた gigazineから

上記記事ではオリンパスのマイクロ一眼E-P2でアートフィルターや動画で撮影された写真を閲覧できます。

 E-P2はE-P1より少しアートフィルターの種類が増えただけで、ほとんど進化していないのだけれども、アートフィルターの種類が増えたことはパソコンで専用のフォトショップなどの画像加工ソフトを使わずにカメラだけで多様な表現を可能とした。
 ペンタックスのk-xやk-7にも豊富な画像加工が楽しめるし、ニコンのデジタル一眼レフもカメラ内での画像編集・加工操作に長けている。ただ、E-P2のアートフィルターはRAWでの撮影が可能であるため、jpegよりも質の高い写真を撮ることが可能となっている。このアートフィルターこそがオリンパスのマイクロ一眼の強みであるため、今後もその種類の増加でユーザーのハートを掴み取る工夫が欠かせないように思われる。
 
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黙祷

平山郁夫

画家で国際平和を訴え続けておられた平山郁夫氏が亡くなられた。
もちろん僕はお会いしたことなど無いのだけど、平山氏は世界遺産を通じての平和貢献にも積極的であったから、世界遺産関連の書籍の中でしばしば彼の思想に触れることができた。
平山氏は広島で被爆し、人々がお互いの風習・思想・価値観を理解し合わないために起こった戦争の悲惨さを身に沁みて感じておられた。だから平和への思いが人一倍強く、バーミヤンの大仏修復にも情熱を傾けておられたし、シルクロードという文明の交流がもたらした相互理解の歴史を絵に記されたのだと思う。
ご冥福をお祈りするばかりである。

首都からの帰還

 というわけで、こんなときに限って風邪を引いたりするという本番にも弱いへっぽこさをアピールする結果となりました。でもって、こんなときに限ってバイト先の社長から「来いっ!」と言われたりするわけで、僕が事前に用事があるとの旨を伝えたのも忘れ去られているという有様。

 そんなこんなで、風邪は悪化し普段でも劣悪な声はさらに疲弊を極める中、身を賭して挑んできました。
 えぇ、何が何でも軽食は頂くぞとの気迫を持ってね。

 試験そのものは一応持てる力は出せたかなぁという感じでした。まぁ、懇親会の方はどうみても自分の親よりも年配な方々とコミュニケーションを取る術を思いつかなかったわけで、選りすぐって若い同性の方と会話しただけでした。その方の名前は超貴族っぽかったわけですが、その振る舞いも高貴かつ親切であり、冒険譚もアバンチュールなものでした。


 さてさて、そんなわけで、喉の調子が回復してきたら別のバイト(バイトで良いのか?)を探しだそうと思います。

死因の解析・統計

事故や殺人を除いた死因を年代・性別・人種別に比較した図  Gigazineから

上記ニュースによりますと、突発的・偶発的な予測不可能な死因を除いた死因について性別・年代・人種別にデータをとってみたところ、若者の世代では自殺が死因のトップとして共通しており、それより上の世代では癌や肝臓病、HIVなどの病気が死因の上位を占めていたとのことです。


 この世に生を受けた多細胞生物は皆、死から逃れることが出来ない。それは承知のうえだけれども、こういった事実を突き付けられると悲しい気分になります。
 分子生物学的に肌や髪といった外見上の違いからの分類である人種というカテゴリー分けはあまり意味が無いと言われています。つまり、遺伝子のほんの僅かな塩基配列の違いが外見上の違いを作っているだけで、その違いによってカテゴリを作ってしまうことはお門違いと言うわけです。ただ、アメリカにおいて人種の違いは職業・生活環境などの社会的ヒエラルキーでの振るい分けとして用いられているのかもしれません。この図表にはアメリカの先住民族の区分もあるため、人種でのカテゴリー分けは生活形態の違いとして受け止めるのが妥当かもしれません。

 データは64歳までしか対象にしていないのも妙なものです。アメリカも多少なりとも高齢化が進んできているので65~90歳くらいの年代層の数も数千万人に昇るものと思われます。自殺は若者の死因として圧倒的になっていますが、日本では高齢者の自殺も多いので見過ごせないのではと思います。
 
 それにしても科学が宗教に成り代わった感じのする現代社会では死をひたすら先延ばしにして、生に執着しているような気がしていましたが、若者の自殺が多いのには驚きです。その原因は貧困・病気・絶望・鬱等なのでしょうか?それとも宗教的に死は肉体から魂を開放する儀式であり、その先にヘブンがあるというような思想が漂っているのでしょうか?科学的・合理的に考えてしまうと、死は細胞の死滅によって単なる物質と化す行為で思想・魂・精神といったものは脳に存在しているだけであり、死のその時点で肉体と共に途絶えてしまうということになります。僕個人としてはこんな生死感は真実だとしてもロマンもファンタジーも無いので浄土思想的に捉えていたいなぁと思います。

 
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