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深淵の脈動
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  • 04/20/21:51

死因の解析・統計

事故や殺人を除いた死因を年代・性別・人種別に比較した図  Gigazineから

上記ニュースによりますと、突発的・偶発的な予測不可能な死因を除いた死因について性別・年代・人種別にデータをとってみたところ、若者の世代では自殺が死因のトップとして共通しており、それより上の世代では癌や肝臓病、HIVなどの病気が死因の上位を占めていたとのことです。


 この世に生を受けた多細胞生物は皆、死から逃れることが出来ない。それは承知のうえだけれども、こういった事実を突き付けられると悲しい気分になります。
 分子生物学的に肌や髪といった外見上の違いからの分類である人種というカテゴリー分けはあまり意味が無いと言われています。つまり、遺伝子のほんの僅かな塩基配列の違いが外見上の違いを作っているだけで、その違いによってカテゴリを作ってしまうことはお門違いと言うわけです。ただ、アメリカにおいて人種の違いは職業・生活環境などの社会的ヒエラルキーでの振るい分けとして用いられているのかもしれません。この図表にはアメリカの先住民族の区分もあるため、人種でのカテゴリー分けは生活形態の違いとして受け止めるのが妥当かもしれません。

 データは64歳までしか対象にしていないのも妙なものです。アメリカも多少なりとも高齢化が進んできているので65~90歳くらいの年代層の数も数千万人に昇るものと思われます。自殺は若者の死因として圧倒的になっていますが、日本では高齢者の自殺も多いので見過ごせないのではと思います。
 
 それにしても科学が宗教に成り代わった感じのする現代社会では死をひたすら先延ばしにして、生に執着しているような気がしていましたが、若者の自殺が多いのには驚きです。その原因は貧困・病気・絶望・鬱等なのでしょうか?それとも宗教的に死は肉体から魂を開放する儀式であり、その先にヘブンがあるというような思想が漂っているのでしょうか?科学的・合理的に考えてしまうと、死は細胞の死滅によって単なる物質と化す行為で思想・魂・精神といったものは脳に存在しているだけであり、死のその時点で肉体と共に途絶えてしまうということになります。僕個人としてはこんな生死感は真実だとしてもロマンもファンタジーも無いので浄土思想的に捉えていたいなぁと思います。

 
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