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現実RAW

深淵の脈動
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もう一人のマイケル

 「TVから」
 昨日NHKのテレビ番組で既存の国家権力を徹底的に批判する勇者マイケル・ムーア監督が出演していた。んが、彼の口から飛びだした言葉はいささか勇者から乖離したというか、もはや老騎士が過去を振り返るようであった。それは、「疲れた。」「作品作りは暫く辞めて休む。」と言う主旨のものだった。
 ・・・おいおいっ、あんたはもう一人で戦う力を喪失しちまったのかいっ。
 実はずっと僕はあんたのことは嫌いだったし、むしろブッシュ大統領を英雄視して熱烈にイラク戦争を支持していたことがあったから、反マイケル・ムーア派だったわけなんだけど、ようやくここんとこあんたの言ってることの方が正しいって分かり始めた矢先だってのに。
 僕はフセイン政権のイラクじゃ全然民主的じゃないし、聖書のアブラハムの故郷であり、古代メソポタミア文明の中枢であり、イスラム文明を断固たるものにしたアッバース朝の栄華に触れるにも触れられない現状を打破してもらいたかった。だからブッシュを支持していたんだ。でも、フセイン政権が崩壊してもさっぱりイラクは平和で安全でも無いし、いにしえの栄華とは掛け離れた姿のままだった。そう、やっぱり武力を使って力で押さえつけても本質的なことは解決しないってことなんだ。
 そういう力では解決できない事柄について、事が起こる前から警鐘を鳴らしていたのがマイケル・ムーア監督だった。しかもその姿ときたら為政者に対し友好的に対話するんじゃなくて、正面から批判しまくるという果敢だけど危険極まりないものだった。
 そして、結局彼は為政者に国家権力に反乱した分だけ反発をくらうこととなった。で、結末はどうなったって?
 来日した彼から飛びだした言葉をどう捉えればいい?
 相変わらず、この世界の資本主義社会のシステムは1パーセントの富裕層が残りの95%の富よりも多くを独占しているっていう事実。でも彼は言いたいことやりたいことは全部やったから満足だって!!
 困るよ満足されちゃさ。
 いやまぁ、多少はゆっくり休んで英気を養って欲しいとは思うよ(えっ、日本で?)。そう、平安の都でも眺めてさ。
 『キャピタリズム~マネーは踊る~』って映画は癒されるっていうより、社会の裏のドロドロした真実が炙り出されてるんだよね。きっとこの映画を作ってる最中も大量のヒエラルキーの上流階級を敵に回しちゃったんだよね。そりゃ、疲れるよね。
 きっちり休んでカムバックしておくれ。もう一人のマイケルさんよ。

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