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現実RAW

深淵の脈動
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  • 05/14/05:58

メモ:理研が睡眠状態を判定できる手法を開発したとのこと

http://news.mynavi.jp/news/2013/04/26/113/index.html



理研の上田泰己氏らの研究チームが全自動で睡眠状態を測定できる手法を開発したそうです。
これで、人間の主観を必要としない測定が大規模に可能になるのだとか。

んー、タニタなんかが睡眠状態を測定できる機器を発売しているけど、精度が違うのだろうか。
最近はARROWSとかスマホでも睡眠測定機能が内蔵されているけども、そういうのは体温や布団や寝ている人の動きを測定しているらしい。理研の方はもうちょっと専門的に脳波や筋を測定するのだから、より確実なのだろう。

不眠症の人は自分の睡眠の質が悪い事は分かっているので、わざわざ計測するまでも無い気もするけども、計測することで眠りが悪いという主観を客観的データとして見れるのは悪くないかも。
とはいえ、不眠症の人の睡眠がイレギュラーなことになっていることが科学的の白日にさらされたとしても、治療法が確立していないのだから手のうちようが無いのではないかと。
同じ事は、遺伝子診断にも通じているわけで、睡眠と覚醒にまつわる遺伝子の異常が見つかったとしても治療法も見つかるわけではないのだから、絶望を突き付けられるだけなのではないかと。
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精神科医の書籍やサイトを見ると安心してしまうけど

向精神薬を処方する側である精神医療従事者のブログや書籍には向精神薬の安全性が謳われている。
睡眠薬や抗不安薬のベンゾジアゼピン系なら、耐性や依存性は医師の処方に基づく適切な量なら長期的に服用しても形成されず、離脱症状や副作用を心配する必要は無いといった旨のことが書かれている。


一方、実際に長期間向精神薬を服用している人では反応が全く違う。長期服用者の多くがブログやツイッターで薬が効かない、飲んでも飲んでも良くならない。耐性・依存性が付いた。離脱症状が怖くて飲むのを止められないなど云々と言っている。精神疾患に罹患し、薬を服用し始めてそのままずるずると歳月は経ち、自立支援を受けるようになり、さらには精神障害者保健福祉手帳まで交付されているという人がものすごい勢いで増えていっているように思える。しかもそういう人は僕と年が変わらない。ベンゾジアゼピン系と認知症の研究では、ベンゾジアゼピンを摂取していると認知症発症リスクが高まることが科学的に立証されているというから、僕のようなメンヘラは親より先に認知症を発症する可能性が高い。あと数十年もしたらメンヘラは若年性認知症になっているのかもしれない。
 また、向精神薬の製造に関わっているドラッグデリバリーシステムの側に立つ薬剤師も精神科医とは意見を異にしている。
 内科医の内海聡医師は長期間向精神薬を飲み続けているのに症状が改善しない人達を診察する過程で徐々に精神医療(もっぱら向精神薬の処方)のあり方に疑問を持ち始め、書籍やブログで血液脳関門を透過する物質全部を批判していたが、最近では規模を最大限に拡大して科学技術をベースにした資本主義による現代文明を批判している勢いがある。内海医師はどんどんもののけ姫のようになってきている。
 ウィキペディアの『ベンゾジアゼピン系や睡眠薬関連』の記事を書いたのは精神科医ではないようだ。薬を処方する側があれだけ恐ろしいことを書くとは思えない。製薬に携わる研究者か、実際に長期間睡眠薬を飲んだ人かのどちらかなのだろう。

 そんなこんなで、ここ数ヶ月、向精神薬(主にベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系薬剤なんだけど)が心身に悪いという情報ばかりを目のあたりにしてきたので、すっかり参ってしまった感がある。
なにしろ、体に悪いことは十分理解できても、飲まないと眠れないわけで、根本的にどうすれば不眠症など精神疾患の症状が改善するのかという情報が無いのだから。ウィキペディアのベンゾジアゼピン離脱症候群の項だって、薬を飲むのを止めても永続的に不眠などの広義の意味での禁断症状は続いているなどと書かれていたりする。そういうのは言われなくても身を持って薄々分かってはいるから、睡眠薬を飲み続ける生涯か断薬して不眠に苦しみ続ける生涯かを天秤にかけて前者を選んでしまうんだ。
 本当に弱い人間だと思う。

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そういえば、先日5日間、睡眠薬を断薬してみたけども、一番視覚の異常が大きかった。特に光に過敏になって室内の蛍光灯の光にさえ眩しくて目が開けられないような状態になった。
続いて、耳が痛くなった。食べ物を噛むときに両耳が痛くなり、さらに水分を飲み込む瞬間にも耳に痛みが走るようになったから飲むのも食べるのもしんどい有様になった。頭の方は元からおかしいから認知能力の低下は存在したけど10%くらいバカになった感で済んだ。というわけで、中枢神経に付属している視覚・聴覚で著しい不調が出た。これは断薬による離脱症状というよりも、断薬による断眠の影響だと思う。結局、5日間の断薬ではパニック発作のような離脱症状に襲われることはなく終了した。

 昨日はアモバン7.5㎎を半錠に割って飲んで3時間くらいは眠った。当分は、飲んでも1錠くらいのペースにしようと思う。今年の初めくらいまでは寝る時にベンゾジアゼピン系睡眠薬フルニトラゼパム2錠にワイパックス1錠、非ベンゾジアゼピン系マイスリー1錠と計4錠飲んで6時間くらいの睡眠を確保していたけれども、最近は温かくなってきて過ごしやすく体調も悪く無いからそこそこ漸次減薬できてきてはいるように思える。
 ここのところ、ベンゾジアゼピン系から微妙にましと言われる非ベンゾジアゼピン系にしてみてはいるけども、非ベンゾジアゼピン系の方が日中に鎮静作用が残るように思える。ベンゾジアゼピン系はω1とω2の二つに作用するけど、非ベンゾジアゼピン系はω1だけに作用すると言われている。ω1に作用すると鎮静効果がもたらされ、中枢神経は知的活動はストップし黙る。体感的にこの両薬の作用をボクシングで例えるなら、ベンゾジアゼピンはω1ω2の二種類の受容体の相手をしている。一方、非ベンゾジアゼピン系はω1一つを相手にできるから集中してノックアウトできる。ボクサーが2人の敵を相手にしていれば、パンチを当てるのは難しいけども、相手が1人ならパンチを当てるのは難しくない。たぶん、この2種の薬はこんな感じなのだろう。

睡眠薬の断薬をしてみる

 内海聡医師のブログやウィキペディアの「ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、全般性不安障害、ベンゾジアゼピン離脱症状、ベンゾジアゼピン依存性」等の記事を読んでいて、怯えながら睡眠薬を飲む日が続いていたのだけど、ビクビクしながら睡眠薬飲むのは心身に悪すぎるのなぁということで、ここ5日間睡眠薬を断薬している。
 長年、ベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系睡眠薬を飲んでいる人が、こうやって唐突に断薬すると、たいていの場合は5日以内で強烈な離脱症状に見舞われるらしい。そのため即日離脱はウィキペディアでは推奨されていなかった。内海聡医師も本当は体に悪いものは即止めるのが良いと思っているものの、漸次減薬を行なっているらしかった。
 そういうわけなんだけど、僕はここ5日間漸次減薬ではなく即時離脱している。これだと今にもパニック発作並の自律神経失調症極まりない離脱症状が襲ってきてもおかしくないのだけど、今のところ吐き気も眩暈も頭痛も頻脈も振戦にも見舞われていない。長期間飲み過ぎて代謝回路がのっそりモードになっているとすると、あと数日後に離脱症状が現れるのかもしれない。
 もちろん、不眠症は治ってないわけで、その状態で睡眠薬を断薬しているのだから、もう5日も断眠しているわけだ。だけども眠気という感覚を失っているのでさっぱりまどろみ感は訪れない。不眠症というのは眠気など五感のセンサーも壊れているのだ。今日はずっと寝てないので体調は実に悪い。頻脈とは言えないまでも90回/分くらいのスピードの脈拍になっているし、体はダルくて仕方がない。頭の方は睡眠薬を飲んでもさっぱり冴えないから、飲まずに断眠してると頭の回転はすっかり止まって認知障害・知的障害極まりない。そんなわけで、即時断薬はリスクが大きいので、そろそろ連続断薬日数は辞めて漸次減薬にシフトしようと思う。
 睡眠薬を飲んでも飲まなくても脳の調子はそこまで開きが無いのは、睡眠薬にすっかり耐性がついてガブガブ飲んでも眠れない体になってしまっているのが影響しているのだろう。それに睡眠薬は睡眠薬と名前が付いてはいるものの、見かけ的には寝ていても睡眠薬による眠りは睡眠の質を悪化させ、眠りを浅くしてしまう代物であるとウィキには書いてあるから理想の睡眠薬とは程遠く、睡眠薬依存性になってしまうと睡眠薬を飲んでいるのに日中の精神活動に支障が出やすくなるのだろう。
 ツイッターなんかでメンヘラのフォロワーさんを見ていても、睡眠薬をしっかり飲んで寝てるのに心身の活動がしっかりしないのは睡眠薬の特性が日中にも反映されてしまっていることも影響しているのだろう。長時間作用の睡眠薬だと離脱症状の発現は低いけど半減期が長いから昼間の活動も脳が抑制状態なのだろう。

 断薬してみてその他の問題:睡眠薬に頼った睡眠は多少なりともメンテナンスやらデフラグがなされていたのだろう。断薬して断眠状態に陥ったら、2010-2012前期にバイトで痛めた両手首の腱鞘炎が微妙にぶりかえしてきた。こういうところに問題が出てくるとは思わなかった。どんな栄養より睡眠は大事なのだから、神経質に考えればリンパ球や顆粒球も減って免疫力は落ちて細胞へのダメージも見えない所で拡大しているのかもしれない。不眠→体温低下→免疫機能や自律神経大崩壊→いろいろな疾患発症という
最悪のサイクル...そういうこと考えると漸次減薬も抵抗でてくる。
 
 結局のところ、働かず無職でだらだらしているのなら、睡眠薬の漸次減薬や断薬は半年そこらで完全な離脱を可能とするのだろう。労働している人でも、短時間労働者なら漸次減薬は試みれるかもしれない。その場合は、一年くらいのスケジュールで減らしていけば離脱症状無く止められると思う。でも、睡眠薬を飲まないと眠れないから飲むわけで、睡眠薬無しの生活になったら、単なる酷い不眠症に苦しむ日々に戻るだけの気がしてならないのだけども。
 

7分で眠れる超熟睡法 (不眠症だった医師がついに考案した裏ワザ)この本はちょっと立ち読みしてみた。
なんでも、ふくらはぎを足の指や足の裏で7分くらいマッサージしていると、眠くなってきて眠れるようになるというテクニックが披露されている。
 動物は活動してるとき細胞の中のミトコンドリアでATPというエネルギーが生産されているわけなんだけど、その時に老廃物としてアデノシンやプロスタグランジンD2などの化学物質が排出され、それが体に貯まると疲労感や眠気を感じるようになるという。それだからこれらの物質は疲労物質や睡眠物質と呼ばれているという。不眠症の人の場合、この睡眠物質が脳に蓄積して眠気がやってこないことが推測されて、足だとか脳以外の体内を漂っていると言う。そこで、ふくらはぎをマッサージすることで、循環を改善し、睡眠物質が脳に到達して自然な眠りをもたらせるという。
 寝るときは足を20センチそこら高くして寝ると良いと聞くけど、この方法でも睡眠物質が脳に行きやすくなるのかもしれない。
 ただ、アマゾンのレビューを読むと効果があるのは著者だけじゃないのかという指摘もあり、僕自信もやってみたけど、たいして不眠が改善したというわけではなかった。
 僕の推測だと、不眠症で睡眠薬を飲んでいる人の場合、睡眠薬は脳神経を抑制する物質なので日中も脳が抑制(ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニン、グルタミン酸などの神経活動が減少)されていて精神活動が思うように捗らない。筋弛緩作用や抗コリン作用もあるものだから、肉体にも力が入りにくくてキビキビと活動できない。これにより、睡眠物質(疲労物質)があまり生成されず、普通の人のような眠気が訪れにくくなっているように思う。それでいて、睡眠薬による睡眠は健常者の睡眠よりも質が劣ったものとなるので眠っている間も睡眠物質(疲労物質)が除去されず、目覚めてた後も、寝ても寝た気がしない、日中頭も体も起動しないということになるのではないだろうか。
 だから、この本に書いてあるようなことは既に不眠症で睡眠薬依存症になっているような人では効果が薄いのだろう。
 効果が薄いと言ってしまうと、血液脳関門をダイレクトに透過してしまう睡眠薬などの向精神薬を飲んでいると、それ以外の健康食品は当たり前だけど作用も弱いので効果が弱くなってしまうのだろう。内海聡医師も、睡眠薬飲んでいる人に、不眠症改善効果が謳われている漢方薬や鍼灸を施してもあんまり効かないようなことを言っている。
 

睡眠薬と小説家

 佐藤亜有子(さとう・あゆこ)さんという小説家が睡眠薬とアルコールの併用による中毒で亡くなった。
東大卒で享年43歳。佐藤亜紀と似てるけど、別人。

僕よりも一回り以上年上とは言っても、43歳で他界は21世紀の日本の女性の平均寿命に照らし合わせれば夭逝の部類に入るような。小説家や芸術家は1人でイマジネーション構築しなきゃならないから、インスピレーションが降り注ぐような澄んだ頭を維持していくことが常に求められるんだろうね。それなのにじっと引きこもった生活してるから刺激が足りなくて頭も冴えなくなって思考もマンネリ化していくという。小説は書いたこと無いのだけど、なんとなく分かる。

というわけで、GABA受容体にアゴニスト作用して鎮静効果をもたらす睡眠薬とアルコールを併用すれば前向性健忘になるという一般的なリスクだけでなくて、クロス耐性が発生するうえに短期的には相乗効果が高まって死んでしまうことがあるという。お酒を飲んで何時間くらい経てば睡眠薬を飲んでいいのかには個人差があるらしいけど、お薬の説明書には睡眠薬を飲んでいる人はアルコールそのものを摂取してはいけないと書かれているので飲まない方がいいらしい。

 一般的に睡眠薬といえば、ベンゾジアゼピン系だけど、非ベンゾジアゼピン系もGABA受容体のサブタイプのω(オメガ)1に作用するのでマイスリーやアモバンとお酒もダメということらしい。

 東大といえば、最高学府なわけで頭が飛びきり良い。それなのに精神病になる人はちゃんといる。特に小説家で目立っている。ツイッターのTLをだらだらと見ていると、有名大学を出ているような頭のいい人でも精神病(精神科に通院している人はメンヘラと呼ばれるのが近年一般的らしい)を発症する人がそこそこいるわけだから、頭がいい(知能指数が高い)のと頭(中枢神経(ほとんど脳幹や大脳辺縁系の異常なのだろうけど))が弱いのとは相関しないのだろう。
 神経系の恒常性が壊れやすい人が精神病を発症するのだろう。

 内海聡医師のブログや著作を読んでいても、睡眠薬の有害性が山盛り書かれているわけだけど、彼の場合は客観的データよりも主観的認識で感情論が目立つし、科学的分析にも今ひとつしっくるこないところがあるので、ウィキペディアで「睡眠薬 ベンゾジアゼピン 非ベンゾジアゼピン系 バルビツール酸 抗不安薬 離脱症状(禁断症状)」などで検索してちゃんと薬理作用を把握しようとしたりするわけなんだけど、ウィキペディアに書かれている記述は本当にぞっとする(TOT)。
 こんな恐ろしい薬を飲んでいたら万病になって死んでしまう気がしてきて震えがくる。
 しかし、ウィキペディアや内海聡医師は睡眠薬服用に警鐘を鳴らしているけども、日本の精神医療現場では何の問題も無いかのように睡眠薬・抗不安薬をたんまり処方しているのが現実。そんなものだから、僕も何年間も毎日何錠も飲んで精神依存・身体耐性を高めていった。バイトをしていた頃は、本当に沢山飲んでいた。ベンゾジアゼピン系睡眠薬に加え非ベンゾジアゼピン系睡眠薬、抗精神病薬、抗うつ薬と向精神薬のオンパレードで処方された分飲んでいた。でも結局は薬の依存を高めて体感的にも堕ちていっただけであったように思う。抗うつ薬のサインバルタに関しては両手の手首が痛くてスプーンも持てないほどの腱鞘炎の痛みを嘘のように消し去ってくれたから感謝しているけども、抗うつ薬を飲んだからといって、不眠症は治らなかったし、頭の調子も良くはならなかった。
 ベンゾジアゼピン系薬剤情報は調べるほど恐ろしいものが出てくるので精神科医にも相談するわけだけど、精神科医は安全だと一蹴するだけでまともに取り合ってはくれない。向精神薬を処方する側が薬に否定的だったら患者が減ってしまうから無理もないのかもしれない。とにかく、睡眠薬に対する認識はその専門家の間でも食い違っていることは確かだった。
 ベンゾジアゼピンの恐ろしさは分かっても、飲まないと眠れないので、恐怖を抱えながら毎晩飲むという明らかに心理的に悪影響なことを続けている昨今。非ベンゾジアゼピン系はベンゾジアゼピンよりも若干安全で耐性や依存が生じにくいと言われているけども、実際のところベンゾジアゼピンを何年も飲んでいる人にとっては大差ないらしい。
 アザピロン系のセディール(クエン酸タンドスピロン)も飲んでみたけれども、これは抗不安薬としての作用も微妙で催眠作用は個人的に感じられなかった。セロトニン受容体のサブタイプ5-HT1A受容体にアゴニスト作用するわけだけど、5-HT1A受容体はGタンパク質共役型受容体なのでダウンレギュレーションに最低2週間はかかるらしい。飲み続けて2週間は経たないと効いたかどうだか判別できないという代物。抗うつ薬もこの点では一緒だけど、タイムラグが大きい向精神薬というのは本当に実感が持てない。

 ラメルテオン(商品名ロゼレム)はGABA受容体ではなく、視交叉上核(体内時計中枢)にあるメラトニン受容体に作用し、依存性や耐性も生じないと謳われているのだけども、主治医の精神科医はなぜか処方してくれない。理由を問いても、そういうことになっているといったはぐらかした返答しか帰ってこない。そこで、オンライン上でロゼレム服用者を検索してみると、飲めばちゃんと眠れるという人もいるけど、そうでない人も居る。ベンゾジアゼピンならたいていの人がまぁまぁ眠れるので、ベンゾジアゼピンよりは催眠作用は弱いらしいけど、日中に眠気が残りやすいという人もいる様子。歴史がとても浅い薬だから数年間データが集まると長期的な作用・副作用もわかると思う。
 ロゼレムを処方されている人は、ロゼレム以外のZ系などの睡眠薬も処方されているケースが多いから、どの薬がどう効いているのかブログを読んだだけでは判別出来なかった。
 ロゼレムが作用するメラトニン受容体(MT1、MT2)もGタンパク共役型受容体なので、2週間ほどしないと効果が現れにくいらしい。よって頓服としては期待出来ない。
 向精神薬に対して好奇心などは持ってないけども、ベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系よりは離脱症状も少なく、耐性・依存性などの副作用も少ないと言われているのだから、薬を変えられるのならそうしたいところ。

  

不眠症という精神病

不眠症を発症してもう何年の歳月が経ったろうか。
幾度も不眠症を治すべく様々なことをした。
でも結局治ることはなく、心療内科に足繁く通院するメンヘラヒキニートになり、最近はもう不治の病なのだと覚悟を決めている。
 他の人はどうだか知らないけど、 僕は、とても弱い人間なのだ。もう誰かと比較するのは耐えられない。

●それでは以下、最近の自分が抱えている精神疾患への思いを思いつくがまま箇条書き程度に降っては地面に触れる前に溶けて形を失う雪のような不確かな主観。それを書いては消そう。

 精神科医にも精神医療にも全く期待を持てないようになった。・・・この思いは自分の心療内科通院歴に加え、内海聡医師のブログであるとか、ベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬の作用、中枢及び抹消神経系を解説する書籍に目を通すなかで高まっていった。
 ベンゾジアゼピン系薬物はウィキペディアに記載されている内容だけ読んでも恐ろしいものだという印象を受けた。内海聡医師によればベンゾジアゼピン系だけでなく、血液脳関門を透過して脳細胞に作用する向精神薬は全て飲まない方が良いのだそうだ。彼のブログは偶然ベンゾジアゼピン系と離脱症状・耐性・依存性について検索していたら見つかったのだけども、書かれていることと自分が向精神薬を飲んで体感していることが重なる部分が多くて衝撃を受けた。

 ベンゾジアゼピン系が悪いことは分かった。止めるには漸次減薬といって徐々に減らしていくことで、躰が急にびっくりする離脱症状に苦しむ頻度を少なくして断薬できるらしい。
 ただ、ベンゾジアゼピン系の辞め方は分かったからといって、不眠症そのものが治るわけじゃないのが問題なのだ。そして、僕が抱える問題の解決策はまだ見たことが無い。
 睡眠薬に頼っていないけれども不眠気味だというような人に対する快眠方法は溢れかえっているけれども、肝心の睡眠薬依存症患者が睡眠薬無しで眠ることができ、日常もまっとうな社会生活が営めるようにする方法はわからない。

 
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