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深淵の脈動
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  • 05/07/09:08

精神科医の書籍やサイトを見ると安心してしまうけど

向精神薬を処方する側である精神医療従事者のブログや書籍には向精神薬の安全性が謳われている。
睡眠薬や抗不安薬のベンゾジアゼピン系なら、耐性や依存性は医師の処方に基づく適切な量なら長期的に服用しても形成されず、離脱症状や副作用を心配する必要は無いといった旨のことが書かれている。


一方、実際に長期間向精神薬を服用している人では反応が全く違う。長期服用者の多くがブログやツイッターで薬が効かない、飲んでも飲んでも良くならない。耐性・依存性が付いた。離脱症状が怖くて飲むのを止められないなど云々と言っている。精神疾患に罹患し、薬を服用し始めてそのままずるずると歳月は経ち、自立支援を受けるようになり、さらには精神障害者保健福祉手帳まで交付されているという人がものすごい勢いで増えていっているように思える。しかもそういう人は僕と年が変わらない。ベンゾジアゼピン系と認知症の研究では、ベンゾジアゼピンを摂取していると認知症発症リスクが高まることが科学的に立証されているというから、僕のようなメンヘラは親より先に認知症を発症する可能性が高い。あと数十年もしたらメンヘラは若年性認知症になっているのかもしれない。
 また、向精神薬の製造に関わっているドラッグデリバリーシステムの側に立つ薬剤師も精神科医とは意見を異にしている。
 内科医の内海聡医師は長期間向精神薬を飲み続けているのに症状が改善しない人達を診察する過程で徐々に精神医療(もっぱら向精神薬の処方)のあり方に疑問を持ち始め、書籍やブログで血液脳関門を透過する物質全部を批判していたが、最近では規模を最大限に拡大して科学技術をベースにした資本主義による現代文明を批判している勢いがある。内海医師はどんどんもののけ姫のようになってきている。
 ウィキペディアの『ベンゾジアゼピン系や睡眠薬関連』の記事を書いたのは精神科医ではないようだ。薬を処方する側があれだけ恐ろしいことを書くとは思えない。製薬に携わる研究者か、実際に長期間睡眠薬を飲んだ人かのどちらかなのだろう。

 そんなこんなで、ここ数ヶ月、向精神薬(主にベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系薬剤なんだけど)が心身に悪いという情報ばかりを目のあたりにしてきたので、すっかり参ってしまった感がある。
なにしろ、体に悪いことは十分理解できても、飲まないと眠れないわけで、根本的にどうすれば不眠症など精神疾患の症状が改善するのかという情報が無いのだから。ウィキペディアのベンゾジアゼピン離脱症候群の項だって、薬を飲むのを止めても永続的に不眠などの広義の意味での禁断症状は続いているなどと書かれていたりする。そういうのは言われなくても身を持って薄々分かってはいるから、睡眠薬を飲み続ける生涯か断薬して不眠に苦しみ続ける生涯かを天秤にかけて前者を選んでしまうんだ。
 本当に弱い人間だと思う。

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そういえば、先日5日間、睡眠薬を断薬してみたけども、一番視覚の異常が大きかった。特に光に過敏になって室内の蛍光灯の光にさえ眩しくて目が開けられないような状態になった。
続いて、耳が痛くなった。食べ物を噛むときに両耳が痛くなり、さらに水分を飲み込む瞬間にも耳に痛みが走るようになったから飲むのも食べるのもしんどい有様になった。頭の方は元からおかしいから認知能力の低下は存在したけど10%くらいバカになった感で済んだ。というわけで、中枢神経に付属している視覚・聴覚で著しい不調が出た。これは断薬による離脱症状というよりも、断薬による断眠の影響だと思う。結局、5日間の断薬ではパニック発作のような離脱症状に襲われることはなく終了した。

 昨日はアモバン7.5㎎を半錠に割って飲んで3時間くらいは眠った。当分は、飲んでも1錠くらいのペースにしようと思う。今年の初めくらいまでは寝る時にベンゾジアゼピン系睡眠薬フルニトラゼパム2錠にワイパックス1錠、非ベンゾジアゼピン系マイスリー1錠と計4錠飲んで6時間くらいの睡眠を確保していたけれども、最近は温かくなってきて過ごしやすく体調も悪く無いからそこそこ漸次減薬できてきてはいるように思える。
 ここのところ、ベンゾジアゼピン系から微妙にましと言われる非ベンゾジアゼピン系にしてみてはいるけども、非ベンゾジアゼピン系の方が日中に鎮静作用が残るように思える。ベンゾジアゼピン系はω1とω2の二つに作用するけど、非ベンゾジアゼピン系はω1だけに作用すると言われている。ω1に作用すると鎮静効果がもたらされ、中枢神経は知的活動はストップし黙る。体感的にこの両薬の作用をボクシングで例えるなら、ベンゾジアゼピンはω1ω2の二種類の受容体の相手をしている。一方、非ベンゾジアゼピン系はω1一つを相手にできるから集中してノックアウトできる。ボクサーが2人の敵を相手にしていれば、パンチを当てるのは難しいけども、相手が1人ならパンチを当てるのは難しくない。たぶん、この2種の薬はこんな感じなのだろう。
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