忍者ブログ

現実RAW

深淵の脈動
03 2024/04 1 2 3 4 5 67 8 9 10 11 12 1314 15 16 17 18 19 2021 22 23 24 25 26 2728 29 30 05

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 04/20/22:17

諦めつつも睡眠薬漸次減薬・断薬(抗うつ薬や抗精神病薬は睡眠薬代わりになる?)

睡眠薬・抗不安薬の漸次減薬及び断薬への道のりはほぼ諦めつつも、願わくば向精神薬は飲みたくないし、心身の不調も改善したいという思いはまだ残っている。
 ベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系はGABA受容体>イオンチャネル型のGABAA>ω1、ω2(非ベンゾジアゼピン系はω1のみ)に作用して、飲み続けると耐性と依存性が形成されて処方量を増やしても眠気がやってこなくなってしまう。その他にも長期服用でパニック発作と区別がつかないような離脱症状など副作用がある。そんなこんなの情報を内海聡医師の著作やブログやウィキペディア(ベンゾジアゼピン関連の記事)やアシュトンマニュアルを読んでいて知って、漸次減薬を経ての断薬を多少は試みてみた時期があった。
 しかし、現状として睡眠薬を飲んでも眠れないという状態があるのだから断薬はおろか減薬も厳しく、少し減薬すれば翌日は耳鳴りなどの聴覚過敏に視覚も光に敏感になって液晶モニターを見るのも苦痛で、便秘にオナラに集中困難に体はくらくらするなどの不調のオンパレードで何のための漸次減薬なのか分からなくなって挫折している。
 
 そこで、次の対策としてGABA神経に作用するベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系以外の向精神薬の服用で不眠症や不安障害(パニック障害含む)・うつ病を改善しようと試みているので、思わしくはないけども一応メモ程度に経過を記述しておくとします。

 ①トラゾドン塩酸塩(商品名:デジレル、レスリン、アンデプレ)と呼ばれる抗うつ薬
この薬は抗うつ薬に分類されるけれども多少は眠気を促す作用があるという。血中半減期は約8時間で服用量は25-100mg。
 なんでもセロトニン2受容体(5-HT2)にセロトニンが結合すると不安を催すのでこの受容体を阻害しつつSSRIのように選択的セロトニン再取り込み阻害作用でシナプス間隙のセロトニン濃度を高めることで抗うつ作用を発揮するのだとか。
 
 というわけで、このトラゾドンの中でもアンデプレという抗うつ薬を処方されていたのだけども、結論から言って心地よい眠気はやってこなかったし、睡眠薬の代わりにもならなくて不眠症は改善しなかった。セロトニン2受容体を阻害することによる抗不安作用というのも実感は持てなかった。
 良かった点は、期待する作用も無かったけど、脱毛やらの副作用もあんまりなかったこと。それでも、言葉にはできない違和感は存在した。

 ②アザピロン系抗不安薬のセディール(タンドスピロン):セロトニン1A受容体に結合するとか。1Aは自己受容体らしくセロトニン神経を抑制するらしいけども、2-4週間服用していると1Aの数が減って(ダウンレギュレーション)、セロトニン受容体サブタイプのバランスが整うらしい。だから抗うつ薬のように服用開始から効果が出始めるまでに時間がかかるらしい。
 
 耐性も依存性も無い安全な薬だと聞いていたけけど、結果的に、この薬も効いているのか効いていないのかよく分からなかった。

 ③ピーゼットシー(PZC):定型抗精神病薬、第一世代抗精神病薬とも。ドーパミンD2受容体を阻害する働きを持つという。
 抗精神病薬というのは統合失調症に一般的には用いられるらしいのだけども、うつ病や不安障害など他の精神障害でも処方されるらしい。
 服用してみて、特に不眠症は改善されなかった。PZCを服用期間中はずっと体が重たくて、腱鞘炎も痛かった。

 ④クエチアピン(商品名セロクエル):非定型抗精神病薬。第二世代抗精神病薬。定型抗精神病薬よりも副作用が少ないらしい。D2とセロトニンHT2A受容体を阻害することによって統合失調症の陰性症状を改善するとか。うつ病など他の精神障害にも処方されるらしい。
 薬理作用見てると、D2やHT2Aの阻害作用よりもヒスタミンH1受容体阻害作用の方が大きいというようなことが書いてあるサイトもあったので、抗アレルギー薬みたいに抗炎症作用もありそう。この抗ヒスタミン作用を催眠用にしたのがドリエルという高価な市販薬。
 PZCなどの定型抗精神病薬よりも副作用が少ないというようなことが専門的なサイトには書いてあったけども、実際の体験は全く逆!
 飲んで直ぐにグッタリしてきて眠れるのだけど、翌日にもそのグッタリ感の持ち越し効果を実感した。個人差はあるらしいけども、せっかく眠れても翌日に快眠の爽快感とは無縁だった。
 耐性も依存性もほとんど無くて、半減期も2.7-6.6時間程度と短いらしいのだけども、体感的には27時間くらいに思えた。
 ベンゾジアゼピン系の睡眠薬や抗不安薬で耐性・依存性が形成されて、どれだけ飲んでも眠れない不眠症患者に処方されるらしい。確かに、ベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系よりも効果てきめんだったけど、翌日ものすごく体が重いし精神活動も停滞してしまう。一番少量の25mgの半錠でもよれよれだった。5mg程度に減らしてみたら入眠困難なのに相変わらず翌日には残ってしまって残念。
 結構前に、リフレックス(NaSSA)という抗うつ薬を処方されていたけど、なんとなくセロクエルはリフレックスに似ている気がするけど、数年前のことなのであんまり覚えていない。
 
 というわけで、ベンゾジアゼピン漸次減薬や断薬過程でセロクエルは使えるかもしれないけども、半減期の短さが実感できなかったのでガッカリ。長期間服用していれば慣れてきて翌日への持ち越し効果はなくなってくるのかもしれないけど、ちょっとこわい。

 ⑤ラメルテオン(メラトニン受容体作動薬)。商品名ロゼレム。これは飲んだことが無いので分からない。なんでもうつ病や不安障害が原因と考えられる不眠症には効果が無いんだって。
--------------------------------------------

⑥サプリメントとしては、クワンソウやニチニチ草(ビンカミン)が有名かな。
ビタミンB群は神経の働きを助けてB12がとりわけ睡眠に有効とか聞くかな。
アミノ酸系のグリシンやタウリンも中枢神経系を抑制させるらしい。
トリプトファンは乳製品に含まれるけど、寝る前に牛乳だと1リットル飲み干しても全然足りないらしい......。
 海外サプリメントだとスマート(スマドラ)なる血液脳関門を通過するサプリがあるらしいけども、輸入だし未知の領域。ツイッターでは有名な大学の学生が何種類か飲んでて頭も良くなって精神・神経は整えられてばっちりみたいなことを言っているので、DHAやイチョウ葉の進化系サプリなのかもしれない。ビンカミンもほとんど日本製はなくて海外から輸入という形が多いので海外サプリに分類されるのかもしれない。
PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら
新着記事
(12/23)
(09/15)
(09/04)
(05/20)
(05/20)