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現実RAW

深淵の脈動
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  • 04/27/13:45

メンタル弱者の単なるlog

○通院・服薬日記:処方されている薬に変化はなし。
 現在は眠剤としてフルニトラゼパム(サイレース)2mg、頓服ゾピクロン(アモバン)10mg、デュロキセチン(サインバルタ)50mgのまま。ただ、ジェネリックから先発薬に変えてもらった。どうもジェネリックは効果が実感しにくいものが自分ではあったので。さらに非ベンゾジアゼピン系のゾピクロンは硬い。硬いと割って減薬が難しいという問題があるのだ。ベンゾジアゼピン系に関しては手で普通に割れるし口に入れると水で飲む前に口の中で溶け出してしまうくらいなんだけど、非ベンゾジアゼピン系はマイスリーもルネスタも全般的に硬いのでその辺は対照的になっている。薬理作用的にはω2受容体に作用するかしないかだけで、GABA A受容体のω1受容体に作用するという点では同じだから不思議ではある。
 ゾピクロンもアモバンみたいに長方形の形なら2つに割れやすいのだけど、円形なものだからカチカチで割れやしない。
 ここらへんは製薬会社の人では意識しないのだろうけど、睡眠薬なんか飲みたくない、減薬したい、いつかは断薬して自然に眠れるようになりたいと切実に願いながら不本意に飲み続けるしかないメンタル失調者にとっては重要なポイントとなるんだ。

 現状、ベンゾジアゼピン系睡眠薬、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬ともに減薬にも全く進展が無い。先日、ベンゾ系を長期間飲んでるとアルツハイマーのリスクが高まるとの記事をデータで見て、戦々恐々したので減らそうとしたが、フルニトラゼパムを0.5mg減らしただけでもさっぱり寝付けないし、翌日も腑抜けかつ耐性離脱的パニック発作寸前みたいな体調の悪さに見舞われ為、僅かの減薬にも失敗したのだった。

 サインバルタは今年ずっと飲み続けているが、医師によると20や30mgは飲んだうちにカウントしていないらしく、50mg飲んでる今の状態から最大処方量の60mgにまで増やしてから最低半年は続けてみないと、抗うつ薬は効いている効いていないの判断基準に達しないということだった。これが抗うつ薬による一般的な治療法だそうである。
 抗うつ薬はベンゾ系睡眠薬のようにアルツハイマー型認知症のリスクが高まるだとか不安障害や身体表現性障害と区別がつかないような離脱症状が出てくるという話はあんまり耳にしないけど、薬の医療情報サイトで検索すると全部劇薬とあるし、やったら副作用がぞろぞろ書いてあるので飲みたくないのだけど、昔あった、身体感覚、身体操作、生体リズムなどを蘇らせて生を謳歌したいので飲むしか手段がない。

 ○オレキシン受容体阻害薬のスボレキサント(ベルソムラ)半減期11.5時間 用量15-20mgに関しては、通院している精神科および隣接する薬局では取扱っておらず、今後も予定は無いとの返答だった。なんでもこの新薬は他の向精神薬との併用での副作用などまだ未知の部分が多く、何十年と処方されているベンゾジアゼピン系睡眠薬より安全性が高いと立証されていると必ずしもは言えないなどの理由で病院の方で取り扱いを見送っているらしい。
 メラトニン受容体作用薬のロゼレムに関してもロゼレム単体で処方するのが一般的らしく、抗うつ薬を服用している患者に併用して処方することは当院では行っていないとのことだった。併用すると代謝回路での酵素がカツカツになってしまうみたいな説明だった。
 たぶん、他にも理由はあるかな。精神医学的にみてうつ病や不安症の類は不安感・恐怖感が高くてGABAの神経回路が正常に働いていないからそうなっているとかの理論からベンゾジアゼピン系が適しているとか。
 おそらく、ベルソムラにしてもロゼレムにしても、既にベンゾジアゼピン系薬剤を服用している患者には処方されず、この新薬が登場してから不眠に悩むようになっている患者に対して単体で処方される代物なんだろう。
 ベンゾジアゼピン系睡眠薬からの減薬・断薬を試みているメンヘラとしては残念な限りで途方に暮れる。

 というわけで、ベンゾジアゼピン系睡眠薬や非ベンゾジアゼピン系睡眠薬からGABA以外の受容体に作用する他の睡眠薬の処方は不可能ということが判明してがっかりである。

 では精神科以外の一般内科でロゼレムやベルソムラを処方してもらえばいいのかというと、これも制度上ダメらしい。
 ただ、鼻炎や蕁麻疹などアレルギーがあった場合は皮膚科やアレルギー科で抗ヒスタミン薬は処方してもらえるとの説明も受けた。つまり、花粉症とかもあるメンタル失調者は抗ヒスタミン作用のあるアタラックスなどの薬を服用することで、副作用の眠気や精神安定作用によってベンゾジアゼピン系睡眠薬の減薬・断薬を試みることはなんら問題ないということなんだ。
 とはいえ、ベンゾジアゼピン系は抗コリン作用はほとんど無いらしいけど、抗ヒスタミン薬など受容体を阻害する作用を持つ薬には抗コリン作用という副作用が少なかれあるので、そこんとこも理解しとく必要があるかな。はぁ、人類に標準搭載された機能として薬なんか飲まずに普通に眠って日中も心身健全に活動して社会参加できれば嬉しいのだけど。
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