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深淵の脈動
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  • 04/27/09:20

AD775年のスーパーフレア

http://journal.mycom.co.jp/news/2012/06/05/098/index.html


日本の奈良時代にあたる西暦775年ごろに、大気中の放射性炭素14の濃度が急激に増加したことが、名古屋大学の太陽地球環境研究所の増田公明准教授、年代測定総合研究センターの中村俊夫教授らによる屋久杉の年輪を用いた同位体測定で分かった。炭素14の急増量は通常の太陽活動による変動よりも20倍も大きく、過去3,000年間で最大規模の宇宙線の地球飛来があったと考えられるが、775年に対応する天文現象は歴史記録には見つかっておらず、原因は特定されていない。

大気中の放射性炭素14は、地球外から飛来する宇宙線が大気と反応して生じた中性子によって窒素原子が変化して作られる。大気中の炭素は循環によって一様に混合し、光合成によって樹木に取り込まれるため、年輪中の炭素14の濃度を測定することで、その年代の宇宙線の量が分かる。さらに炭素14の半減期(5,730年)との関係から年代測定にも用いられ、過去1万2,000年間の10年ごとの炭素14の濃度測定データによる、世界共通の年代測定のための「較正曲線」(IntCal)も作られている。

↑引用


日本では歴史資料には残っていないが、炭素14年第測定法での測定では西暦775年に通常の20倍もの宇宙線が観測されたとの分析結果。
この膨大な宇宙線はどこからもたらされたのか?
①通常の太陽フレアより遙かに活発なスーパーフレアから
②地球に近い場所における超新星爆発によって生じた宇宙線
新聞の記事だと、宇宙線の量が増加した期間が774-775年の約一年に限定されていたことから①の一時的な太陽活動が活発な状態でもたらされたスーパーフレア説が有力とのこと。

分からないのが、この宇宙線が地球にどのような影響をもたらしたのか?
現代なら電子機器は全部壊れちゃうような衝撃という説明で片付くんだろうけど、AD775年はまだ天動説で世界が周っていた時代だ。
何が起こったのか?気候変動は何も起こらなかったのか?
その時、地球は暑くなったのか、それとも寒くなったのか?
世界史でも日本史でも774-775年が特別というわけではないようだから、ちょっと曇りがちの空で台風が多かったとかその程度なのだろうか。少なくともマウンダー極小期のような有様ではなかったらしい。
774年、カール大帝率いるフランク王国軍がイタリアのロンバルディア王国を滅ぼす。普通に、中世ヨーロッパのいわゆる暗黒時代の真っ只中。
その頃、日本では奈良時代。49代天皇の光仁天皇(在位770-780年)の時代。
ぱっと見ただけじゃ西暦774-775年になにか特別なことが起こったのかは分からない。

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