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世界遺産マイスター必読書!!
世界遺産 ユネスコ事務局長は訴える /松浦晃一郎/著 [本]
結局の所、世界遺産マイスターの受験者は何を勉強すべきなのか?
普通の勉強内容では公式テキスト1巻の最初の数ページをキッチリ暗記すること及び、その最初の数ページに関連する遺産を覚える程度で大丈夫だと言うことになる。
それはつまり、負の遺産ならどういう経緯でその概念が誕生したのか?負の遺産にはどのような物件が存在するのかと言ったことについて覚えておく必要があるということだ。
さて、マイスター試験ではそれまでの試験の時のように890の遺産についての詳細は問われないとされている。ならば、世界遺産事務局は何を求めるのか?
それは世界遺産の名付け親たるユネスコ(国際連合教育科学文化機関)がいつ・どのような理由と経緯で世界遺産を作るに至ったのかということについての理解を求めているのだろう(5W1Hでね)。
そんなことを単に記憶するだけでなく心の隅まで理念を浸透させるために『世界遺産 ユネスコ事務局長は訴える /松浦晃一郎/著 [本]
著者の松浦氏は先日までユネスコの事務局長をしていらした方ですので、ユネスコの世界の平和と福祉に資する思想が具現化されたような人物なのだと思います。
まだこの本は読んでないのですが、きっとマイケル・ジャクソン並に情熱たっぷりな口調で世界遺産を語って下さっているのだと思います。ビバ、自由の国フランスでエッフェル塔の頂上から愛を叫べ!
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*負の遺産とは・・・負の遺産とは人類の歴史の負の側面を浮かび上がらせ、犯した罪を体感させる物件のことである。人類は近代に自由・平等・民主主義を掲げた後も戦争にまい進し、差別に狂乱した。しかもそれを行ったのは民主主義の選挙によって国民に選ばれた人々だった。
具体的に負の遺産として考えられているのは以下の通り。
●日本の広島平和記念碑(原爆ドーム)
●ポーランドのアウシュヴィッツ・ビルケナウ -ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)
●セネガルのゴレ島
●南アフリカのロベン島
●アフガニスタンのバーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群
この5つの文化遺産が負の遺産として捉えられている。ただ、バーミヤンは仏教遺跡としての側面が強いので負の遺産を象徴する要素は他の負の遺産より強くは無い。
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