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世界遺産の概念:グローバル・ストラテジー
テンプレートをより閲覧しやすいモードに変更しようとしたのですが、挫折しました。というわけで、世界遺産マイスターへ向けて”世界遺産って何ナノさ?”という根本へと迫りたいと思います。

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【グローバル・ストラテジーについて】
世界遺産、その定義には”顕著な普遍的価値を有する物件(不動産)”があるが、この定義は時の流れとともに拡大している傾向にある。
文化遺産ならば朽ちることの無い石の建造物に価値があるとされていたが、日本が世界遺産条約を締結した1992年ころには木造の建造物にも価値があるとの認識に至った。そして、さらに世界中の多様な文化の中に普遍的な価値を認め、地域やジャンルによる不均衡をなくすためにグローバル・ストラテジーの概念が導入された。
グローバル・ストラテジーとは訳すと世界戦略というような意味になる。
こうして世界各地の多様な文化の中に等く顕著な普遍的価値を見出すために世界遺産の概念は拡張された。
では一体、具体的にどんな物件がこの概念に該当し、どのように世界遺産の登録物件の増加を目指すのか。
それは、自然遺産の登録強化&文化遺産の内容の多様化を実施するということである。
自然遺産は文化遺産に対して世界遺産全体に占める割合が少ない。そこで、自然遺産の登録強化を行うことになった。それにあたって、それまで別々だった自然遺産と文化遺産の登録基準は統合された。
文化遺産の多様化として、先史時代の遺跡・20世紀の文化遺産・産業遺産・鉄道遺産・鉱山遺産の登録を強化することとなった。
また、この他にグローバル・ストラテジーの一貫として同じ文化的背景や自然環境を共有する物件は複合体として登録していくというシリアル・ノミネーション(連続指定)という考えが誕生した。このシリアル・ノミネーションが国境を越えて存在する場合をトランス・バウンダリー・サイト(国境を越える世界遺産)と呼ぶ。


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【グローバル・ストラテジーについて】
世界遺産、その定義には”顕著な普遍的価値を有する物件(不動産)”があるが、この定義は時の流れとともに拡大している傾向にある。
文化遺産ならば朽ちることの無い石の建造物に価値があるとされていたが、日本が世界遺産条約を締結した1992年ころには木造の建造物にも価値があるとの認識に至った。そして、さらに世界中の多様な文化の中に普遍的な価値を認め、地域やジャンルによる不均衡をなくすためにグローバル・ストラテジーの概念が導入された。
グローバル・ストラテジーとは訳すと世界戦略というような意味になる。
こうして世界各地の多様な文化の中に等く顕著な普遍的価値を見出すために世界遺産の概念は拡張された。
では一体、具体的にどんな物件がこの概念に該当し、どのように世界遺産の登録物件の増加を目指すのか。
それは、自然遺産の登録強化&文化遺産の内容の多様化を実施するということである。
自然遺産は文化遺産に対して世界遺産全体に占める割合が少ない。そこで、自然遺産の登録強化を行うことになった。それにあたって、それまで別々だった自然遺産と文化遺産の登録基準は統合された。
文化遺産の多様化として、先史時代の遺跡・20世紀の文化遺産・産業遺産・鉄道遺産・鉱山遺産の登録を強化することとなった。
また、この他にグローバル・ストラテジーの一貫として同じ文化的背景や自然環境を共有する物件は複合体として登録していくというシリアル・ノミネーション(連続指定)という考えが誕生した。このシリアル・ノミネーションが国境を越えて存在する場合をトランス・バウンダリー・サイト(国境を越える世界遺産)と呼ぶ。

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